会社案内

この度はご訪問いただきまして、ありがとうございます。
当店では、既製品にはない手作りであることを実感いただける掛け時計をはじめとして
インテリアの一部として、お部屋を彩るアイテムとしての掛け時計を1点1点制作いたしております。
また、お客様のお好みによるオリジナル掛け時計やノベルティ用の掛け時計などのセミオーダーにも
お応えしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

名称 TOKYO CLOCK
設立 2015年4月
所在地 〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-6-8 TSビル2階 NAWABARI内
電話番号 050-3580-9520
代表者 畑 道人
事業内容 掛け時計の企画及び製作(オリジナル、ノベルティ掛時計の製作等)
インターネットによる掛時計販売
ハンドメイド展示会、各種イベント出展

TOKYO CLOCKの掛け時計が出来るまで

(1)外枠の設計 ▼
(2)イメージ構想 ▼
(3)型の制作 ▼
(4)作動テスト ▼
(5)塗装と最終仕上げ ▼
(6)あとがき ▼

外枠の設計と制作


一つ目の試作品

外枠部分は人間の体に例えると骨格と皮膚に相当する。

これが失敗するとモノとしては破綻しているのと同じなので最も多くの時間が投入された苦心の品とも言えます。

イメージ図から設計図を何度も書き直し、その設計図を元に昔から知り合いの木工職人の方にお願いして
外枠を何度も作り直し一つ目の試作品が完成。


・・が、掛け時計をメンテナンスのために分解できる前提の設計であったため
部品数も組立工程も複雑化してしまい、また外観も継ぎ目が非常に目立ってしまう。
イメージしやすいのは「同じ大きさの額縁を重ねた形状」である。
分解できるのはいいが、コストが跳ね上がってしまい、とてもではないが手造りの小売品にしても
想定価格が現実的ではなくなった。

分解できる構造/継ぎ目

そこで今度は分解できない前提の外枠を再設計、さらなる試作品を作る。
製材・組立・調整を最小限で実現するため、無駄なものは全て排除する。
そして二つ目の試作品が完成した。
モノとしてはシンプルで、個人的にはこのようなものが好きではあるが
やはり、何かが足りないというか・・目を引くような部分は無い。
この時点でのイメージは「厚みのある小さい額縁のような形状」
出来あがったこの試作品に特徴を持たせるため、いろいろなデコレートを 試してみるが
手間が掛かる割りには、思ったようなモノにならない。

外枠の再設計/設計図を形に 二つ目の試作品

それに「悪くはないが、本質的に何かが違う」という
思いが離れない。
いろいろパターンをつくり、二つの試作品を眺めながら、設計図を書き直しているうちに

「加工のしやすさとコストも考えて材料の見直しをする」
「分解可能でメンテナンスをしやすいようにする」
「デザインを犠牲にしないで、、構造をシンプルにする」

という部分を実現しなければ、毎回同じモノを作れない。


再度設計図を書き直す
3つの条件を満たせる外枠が完成

そして、これら3つの条件を満たせる外枠が完成。

組み立てがしやすく、分解も容易にできる。
シンプルでありながら個性的なデザイン。
部品数が少ないので、壊れにくくコストも低い。


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イメージ構想


掛け時計の外枠は完成した。
次は顔である「文字盤のイメージ」を作っていく。
自分が掛け時計を作ろうと思ったのは
どの店でみても「欲しい」と思わせてくれる「顔」が殆ど無かったから。
自分が欲しいと思うもの、こんなの見たこと無いなと思うものをどんどん書いていく。

文字盤のイメージ

描いたイメージから実現可能なデザインに絞りこんで、立体化の為に組み合わせる材料を検証する。
そして、文字盤の型を制作するための材料を選ぶ。

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型の制作


集めてきた材料を基にして、デザインした平面の文字盤を立体化する。
例えば、この画像は「MODEL D」と「MODEL E」に使う文字盤の原型で最終の型が完成するまでに
5回ほど、仮の型を取りながら微調整を繰り返した。

仮の型

直径16センチ近くの円盤型となると予想していた以上に時間が掛かってしまう。
なぜ型が必要かというと、手作りでありながら品質は一定以上を保ちたいから。
完成したモノがどれも見た目ですぐにわかる位に出来がバラけるようでは苦しい。
また、一部を除き、使う材料が安定して集められないものは、商品として成立しない。
しかし、型があるからといって、すぐに文字盤が出来上がるわけでもない。
型から出来上がるものはあくまで原石であり、そこから各部分のヒケや欠けの部分を
一箇所づつ修正していく。
こうして出来上がった文字盤用の立体物を板に固定して作動テストをする。

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作動テスト


立体物を固定した文字盤に時計ムーブメントを取り付け、針を装着する。
組み立てる工程では、一番気をつかう瞬間。
針が文字盤に引っかかると時計としては使えないモノとなってしまう。
もちろん、設計の段階でクリアランスは計算しているが、実際に現物で確認するまでは
どうしても不安はあったりします。

一番緊張する瞬間

まずは針をグルグル回して、文字盤に引っかかる箇所がないか確認。
それと同じくらいに重要なのが、時刻表示に狂いが出ていないかも確認する。
例えば、時針(短針)は6時キッチリなのに、分針(長針)が0分以外のところを指していないか?
他にも、針同士が擦れたりしていないかのチェックも忘れないように。
針同士が擦れると時刻表示が狂いやすく、電池の消耗も極端に早くなってしまうのです。
ここまで問題が無ければ、電池を入れて実働に狂いが出ていないかをチェック。
少なくとも24時間を経過させて、実際の作動の上で時刻のズレがないかを目視確認。
時刻表示に問題が無ければ、いよいよ最後の作業工程になる。

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塗装と最終仕上げ


文字盤への塗装

まずはカラーリング、文字盤のデザインをした段階で決定しているときもあるし、この段階で数パターンの塗装して
その中からベストなモノを選ぶときもあります。
まずは文字盤に塗装をしていく。
モノによっては一枚の文字盤に20色を塗りわける
モデルもあり、気が抜けない。
「顔」なので、これを失敗すると見栄えが
大幅ダウンしてしまうので慎重に。


そして、次は外枠にも塗装をしていく。
外枠は製材したての状態では塗装できないので、幾度かのペーパー掛けと
下地処理を施した状態で初めて、本塗装に掛かることができます。
本塗装もベースとなるカラーを重ね塗りした後に、さらに表面を落ち着かせるために
クリアコート塗装を重ね塗りする。

外壁への塗装

しっかりと乾燥させた後、文字盤を外枠中央部に固定。
更に前面部となる外枠には透明のアクリル板、背面部となる外枠には背板を取り付ける。
そして、各部材を張り合わせることで、ひとつの掛け時計の誕生となる。

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あとがき


お店には本当にいろんな掛け時計がありますよね。
今どき、こだわりが無ければ100円ショップでも掛け時計は買えてしまいます。

性能は言うまでもなく日常生活で使うことが前提であれば、既に完成していますし
何よりも安い価格であることが当たり前です。
安いのが悪いわけではなく、自分も消費する側としては、とてもありがたいことですね。
だけど、安いものは「やっぱりそれなり」な部分もあったりして(苦笑)

その昔、大手メーカーから凝ったデザインの掛け時計はそれなりの数が発売されていました。
しかし、いつのまにやら「安けりゃなんでもいい」が普通になってしまい
結果として、どれも似たような「顔」と「価格」のモノが当たり前になって久しい。

かといって、全く見たこともないような派手なモノだと日常では使いにくですよね。
「TOKYO CLOCK」は、日常でも違和感なく使えて、そして、他とはちょっと違う時計を作りたい。
部屋に飾って溶け込むような・・でも、ちょっとしたアクセントになるような存在感。
だから、こんな時計たちを作ってみました。

TOKYO CLOCK 畑道人
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